馬で学ぼう!英語レッスン
春ですね!我が家の裏庭には土筆(つくし)が次々と顔を出し、スギナ採り&つくし採りに忙しい季節になりました。スギナはお茶やチンキに、つくしは甘辛く煮て、つくだ煮や炒め物に。毎年恒例の、子供たちと一緒に楽しむことのできる季節の手仕事の1つです。せっせと採りながら、ふと「土筆(つくし)、スギナ」は英語でなんて言うのかな?と思い、調べてみると...なんと「馬」という単語がついていました!
土筆(つくし)= 英語 horsetail
学名は Equisetum arvense 「Equisetum」はラテン語で「馬」。「setum」は「野生の」という意味。
日本語だと「土から生えた筆」英語だと「馬のしっぽ」。日本の筆も馬のしっぽの毛が使用されることもあるので、なんとなく同じイメージの名前がついているのは面白いですね!アメリカ等では日本の小ぶりな可愛い土筆と異なり、巨大土筆もあるとか・・・!アスパラのように茹でてマヨネーズをかけて食べたりするそうです。北半球や温帯地域など世界でも幅広く生息しているものの、日本でいう野草のような、珍味的のように扱われる事が多いようですね。
ちなみに、土筆を食べる時の下処理の定番『土筆の袴(はかま)とり』海外でも食されているならば、英語の表現もあるかと思い、探したのですが...見つかりませんでした!そもそも日本でいう土筆の「袴」は英語では何というのでしょうか!?ご存じの方いらっしゃいましたら是非是非教えていただきたいです!
馬(horse)のつく単語は、実は色々あります。
■生き物の名前
sea horse タツノオトシゴ
horse fly アブ
horseshore crab カブトガニ
horse mackerel クロマグロ、ニシマアジ
■植物の名前
horeseradish 西洋わさび
horse bean ソラマメ
■その他、言い回しなど
horse sense あたりまえの常識
horse trading 抜け目のない取引、駆け引きの上手な人
horseplay バカ騒ぎ
horse and horse 対等で、五分五分で
horse and foot 全力を尽くして
horse laugh 高笑い
タツノオトシゴやワサビぐらいは知っていましたが... horseshoe clubがカブトガニとは。
たしかに上から見たら蹄鉄の形のカニですね。面白い!「当たり前」という意味の英語では、定番の物は 「expected」 や 「obvious」ですが、スラングだと「Duh!」あたりが有名でしょうか?「horse sense」 は初めて聞きました!「常識」の他に、「分別、馬鹿正直」などの意味もあるようです。さらっと会話の中で使えたらかっこいいかも!?
はるか昔から、馬が生活に身近な英語圏でだからこそ、様々なもの名前やことわざに馬が使われたのかもしれませんね、他にもまだまだあるようなので、ぜひご自身でも探してみて下さい。
written by Okanami
参考
https://www.etymonline.com/jp/word/horse%20sense