2024パリ夏季オリンピックを楽しもう ①

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この夏は第33回オリンピック競技大会がパリで開催されますね!(7/26~8/11)今回の聖火リレーはフランス最古の三本マストのスクーナー船「べレム号」の乗って、聖火が地中海を渡り、5月にフランスマルセイユに到着しました!なんともお洒落な演出!スポーツクライミングや、サーフィン、ブレイキンなど新たに4つの競技も追加されて、ますます楽しみなオリンピック。注目していきましょう♪


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ここから聖火の到着の模様が見れます。


 32競技329種目が実施。その中で「乗馬」はもちろん、実は馬に関連する競技があるのをご存じですか?それは「跳馬(ちょうば)」と「鞍馬(あんば)」。二つの種目の歴史を知ると、競技観戦がさらに楽しくなるかもしれません。

 オリンピック種目「体操競技」は男子が、床、鞍馬、つり輪、跳馬、平行棒、鉄棒の6種目。女子はゆか、跳馬、段違い平行棒、平均台の4種目からなる競技です。団体、個人総合、種目別の競技方法で行われ(パリ大会では1チーム五人構成)得点を競います。

■「跳馬(ちょうば)」
男子は135㎝、女子は125㎝の高さに設定。跳び箱のようなロイター板で踏切り、跳馬に手をついて飛び、演技を行う。演技の美しさ、高さ、着地などの評価で減点される実施点と、技により点数がきまる価値点の二つがある

■「鞍馬(あんば)」
高さ105㎝の台の上に日本の杷手(ポメル)を備えたのもの。演技は鞍馬に手をかけて飛び乗った時点から、着地まで。

 どちらの種目も、ウィキペディアによると...技の数はなんと「数えきれないほど多くある」「非常に多くの技がある」そうです!それらを見極める審判員も、そして選手も素晴らしい!なんとも超人的な、そんな二つの競技の起源は「古代ローマの兵士や若者たちの乗馬練習のための木馬運動」木馬運動のうち、両手で木馬を突き放して飛び越す動作が「跳馬」飛び乗り、飛び降りの際の足さばきなどが「鞍馬」運動の要素となったそうです。

 日本でも武士たちの戦闘技術の1つとして馬術が必要だったように、古代ローマでも高度な馬術力が必須だったのですね!ローマ帝国の書物にもちゃんと「木馬」の記述が存在するそうです。もともと古代ミノア文明(←いつごろなのか全然想像がつかないですが(笑)紀元前2000年ごろ、日本は縄文時代後期だそうです)のクレタ島で行われていた「牛飛び→疾走する牛の角をつかみ、背中に着地したり逆立ちするパフォーマンス」が体操の起源ということですが、このころからすでに「体操競技」は超人技だったとは(汗)どの国でも重い鎧や、武器をもって馬に飛び乗ったり、機敏に動かないと死の危険も迫るなんて...なんてハードな時代だったのでしょう。でも、そんな時代から現在のあの美しい身体技術を競う「跳馬」と「鞍馬」が生まれたのですね! 古代ローマに思いをはせながら、体操競技を観戦してみたら、また違った楽しさがうまれるかもしれません。


written by Okanami

参考ページ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B7%B3%E9%A6%AC
体操競技の歴史
https://komatsuyutaka.com/kolog/2011/11/19/%E4%BD%93%E6%93%8D%E3%81%AE%E6%AD%B4%E5%8F%B2/