馬ってどんな動物?【17】・・・馬が195cmを飛んだ!
こんにちは、高橋です。
五月も二十日を過ぎると、徐々に夏らしくなってきますね。
クレインでは6月1日から衣替え、スタッフもさわやかな白いポロシャツ姿になります。
さて、先日ゴールデンウィーク中に東京、世田谷区の馬事公苑で行われていたホースショー。5/5最終競技で行われた6段飛越競技で近森 広行選手と馬のタイムズスクエアが195cmの障害を飛越しました!すごいです!
195cmがどれくらいなのか測ってみました。TOYOTAハイエースより少し低いくらいの高さです。
六段飛越競技は一直線上に、6個の障害が組まれ、高さが徐々に高くなっていきます。
最後の障害が一番高いのですが、今回はその高さが195cmでした。
「えっ!?馬って走るだけじゃないの?」
と思われる方もいるはず。
実は、オリンピックの種目にもなっている馬術競技は演技する馬場馬術、障害を飛ぶ障害馬術、そして馬場と障害、クロスカントリー(自然の中を走りながら設置された障害を飛んでいく)の種目を3日間で競う総合馬術があります。
そう、馬はいろんな能力を持っているのです。
だから、人間と一緒にオリンピック競技に出ているのかもしれませんね・・
今回の六段飛越競技は障害馬術の一つです。
195cmを飛越中!の写真です。クリックすると少し大きくなります。
一番上にかかっているバーを落とさずに飛越しました。
飛んでいる瞬間はどんな感じなのかなぁ。
きっと、ふわっと、一瞬空を飛んだような感じなんだろうなぁ。
自分では経験できないので想像してしまいます。
馬が障害を飛ぶときは、障害に向かうスピード、走る歩幅、前に進もうとする推進力、障害へ向かう方向など、様々な要素が影響しています。そして、180cm以上の高さの障害になってくると、飛ぶとき馬の体は約45度にも傾きます。騎手はそんな馬の動きをじゃましないように、馬の重心とずれないようにバランスを取ります。
どういう状況だったら馬が飛越してくれるか、馬に乗っている騎手は様々な条件を考えながら障害を飛越しているんですね、なんだか生体力学の領域です。ここに馬の気持ちも加味されることになると、高い障害を完璧に飛越するということがいかに難しいかがわかってきます。
クレイン栃木、普段のタイムズスクエア、障害を飛んでいる時はキリッとしている・・気がします。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。
馬術の世界は奥が深いですが、乗馬の世界は初心者の方もWelcomeです。みなさん気軽に乗馬してみてください。お近くのクレインはこちらからどうぞ。
高橋