自然に生きる馬 =御崎馬=

もうすぐ夏休み!「今年は久々に旅行にいこうかな?」と計画されている方も多いのではないでしょうか?
馬の仕事に携わる身として...いつかは行きたいと思っている旅行のテーマが「日本の和種馬」です。和種馬(日本在来馬)とは『洋種馬等の外来の馬種とほとんど交雑することなく残ってきた日本固有の馬、および、その馬の総称である(フリー百科事典ウィキペディアより)』といわれていて、古来より日本で日本人と共に生活し過ごしてきた馬たちなのです。世界に誇れる在来馬達。その種類は8種類。全国各地に散らばっています。中でも「都井の御崎馬」や「与那国馬」「木曽馬」などの名前は、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
◆日本在来馬8種
①北海道和種(道産子)/ 北海道
②木曽馬 / 長野県 ※県の天然記念物
➂野間馬 / 愛媛県 ※市の指定文化財
④対州馬 / 長崎県
⑤御崎馬 / 宮崎県 ※国の天然記念物
⑥トカラ馬 / 鹿児島県
➆宮古馬 / 沖縄県 ※県の天然記念物
⑧那国馬 / 沖縄県 ※町の天然記念物
昨年、あるスタッフが「都井の御崎馬」に会いに行ってきました!あいにくの雨模様でしたが、だからこそのありのままの岬馬達の姿をご紹介します。
●宮崎県 都井の御崎馬
日本在来馬8種の中でも唯一国の天然記念物に指定されている貴重な存在「御崎馬」。もともとのルーツは300年以上前、軍馬を生産する前に開いた牧場だそうです。『生まれる時も死ぬ時も、御崎馬は人間の手がいっさいかからない。亡骸でさえ回収されずそのまま自然に還るのを待つ』(引用:たびらい)その当時から、自然に極めて近い状態で放牧がおこなわれています。
体長・体高 130㎝以内ぐらい
毛色 主に鹿毛、青毛

画像引用: https://toimisaki.wixsite.com/website
都井岬の550ヘクタールは馬達の楽園。電動自転車のレンタル、御崎馬ガイド、エリア内に民宿もあり、観光地ではあるものの、馬達の生活に介入することはタブ-! 国の天然記念物として、大切に大切に見守られています。

↑宮崎の誇り

↑こんなかわいいパスポートが!


↑訪れた日は雨。雨に濡れ、自然のままに生きる馬達。

↑亡くなった馬の骨でしょうか?
馬達は草原を、道を自由に行き来し、多くの時間は食事に費やしながら、自由に行動しているようでした。都井岬は高温多湿、台風が通り荒れる天候もある地域ですが、300年近くの年月を自然のままに過ごし、御崎馬達は強い体を手に入れました。育成や繁殖も基本は人の手を介さず、ハーレムを作り過ごしています。
一年を通じで見学をすることのできる御崎馬ですが、春は特に人気の季節。仔馬が毎年20頭近く生まれるそうです。宮崎県の豊かな自然とともに、昔とあまり変わらないスタイルで過ごす馬達。日本の大切な宝の馬達にぜひ会いたいですね。

自然のスタイルで過ごしているからこそ、見学の際の注意事項もあります。最近も御崎馬が通行する車の事故に会うという悲しいニュースがありました。ルールをしっかり守り、見学しましょう。
●御崎馬を守るためのルール
①動物と人間の境界線を守る
②後ろから近づかない
➂車の制限速度は30キロ。接触事故を防ぐ。
④食べ物を与えない
⑤触らない
宮崎県は広いエリアそれぞれに魅力が満載。美味しいグルメに、温泉、高千穂峡などの自然満喫から、たくさんのスピリチュアルなスポットまで。今年の夏の旅行の候補に、ぜひ岬馬達に会いにいきませんか?
written by Okanami
参考、地図画像提供
(一社)串間市観光物産協会
野生馬ガイド
https://toimisaki.wixsite.com/website
参考資料・引用
たびらい https://www.tabirai.net/sightseeing/tatsujin/0000480.aspxsmall>
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