ジュニア海外強化合宿 in Germany!

こんにちは、元持です。
朝晩はすっかり秋の気配を感じるこの頃ですね。
みなさん、夏の疲れで風邪などひかないように気を付けてくださいね。
さて、今回はジュニア海外強化合宿についてご報告させていただきたく
筆を執りました。(正式にはPCに向かいました・・)
全日本選手権のヤングとジュニアのクラスで上位3位までに入った計6名の選手たちは
ドイツの厩舎で合宿を行い、本場の馬場馬術を学ぶ機会が得られるのです♪
場所はHagenにあるKasselmann厩舎。

そこに向かったのは、クレイン千葉所属で
今年の全日本選手権で3位という成績を収めた宇田川祐美選手です(#^.^#)
本場ドイツでの1週間・・・
どのような日々を過ごし、何を学んできてくれたのでしょうか・・・

下記、宇田川選手から頂いたコメントをご紹介しますね。
8月23日から29日まで、ドイツにあるカッセルマン厩舎での合宿に参加させていただきました。
台風の影響でフライトが1日遅れ、予定より1鞍少ない、
4日間で4鞍の騎乗数となってしまいましたが、
中身の濃い充実したレッスンを受けることが出来ました。
トレーニングはセントジョージの経路に沿ったもので、
その中でコレクション、ハーフホルトの重要性を再認識させられました。
そして、私の場合は、上半身の姿勢をきれいに保つこと、
次の運動への準備を考えながら行うことについて注意されることが多かったです。
また3日間行った体幹トレーニングでは自分のバランスと体幹の無さを痛感させられました。
海外では多くのトップライダー達がこのようなトレーニングを定期的に行っているとのことで、
馬に乗ることだけが上達への道ではなく、馬に乗らないトレーニングの重要性を感じました。

週末には、ミュンスターで行われていた競技会を観戦しに行き、
ついこの前まで行われていたリオオリンピックにも出場していた
トップライダー達の演技を間近で見ることができました。

インターメディエイトの競技を観戦したのですが、
出場している馬のほとんどが10歳を切る若い馬ばかりだったことには本当にびっくりしました。
これからの練習に今回学んだことを生かし、更にレベルアップ出来るよう精進したいと思います。

結びに、ヤングライダー最後の年にこのような素晴らしい機会をいただき、感謝しております。
そして、私のこの3年間のヤングライダーとしての競技活動は
クレイン馬場カデットチームの存在なしでは実現しなかったことです。
瀬理町さん、有山さん、白石さんをはじめとする指導していただいた多くのスタッフの方々、
全国から応援していただいた皆さん、そして、ジュニア選手権という大きな舞台へ
私を連れていってくれた、エルクとファンタベジャール。
特に、2度も決勝の舞台へ連れていってくれたファンタベジャールには感謝の気持ちでいっぱいです。
みなさん、本当にありがとうございました!
宇田川選手宛てに瀬理町先生と有山先生からコメントをいただいております(*^。^*)
有山先生から宇田川選手へ
宇田川選手を指導するようになり、2年目でやっとドイツへ送り出すことが
できました。
1年目の昨年は決勝まで進めさせてあげることができず、私自身責任を
痛感し、また悔しくもありました。2年目の今年は予選から好成績を連発し、
成果に繋がって大変うれしく思います。
このジュニアカデットという制度は、スタート前年の全日本ジュニア馬場で
成績が出ず、悔しい思いをしたメンバーたちの思いから始まりました。
宇田川選手はその時のメンバーです。
その時のメンバーがクレインで初めてのドイツ海外合宿の権利を勝ち取って
くれて、感慨深いものがあります。
宇田川選手がクレイン馬場チーム全員の思いを成果に繋げてくれたことに
感謝の思いでいっぱいです。
また来年・再来年と、クレインのジュニア選手がドイツ海外合宿という
素晴らしい経験が得られるよう、私たちもまた努力してまいります。
瀬理町先生から宇田川選手へ
ヤング・ジュニアの海外合宿の付添いを日馬連の馬場本部の人間として行ってきていますが、今回初めてクレインの選手がメンバーに加わってくれました。
クレインのジュニア選手の強化を手掛けてもう6年以上になりますが、やっと実を結んできた実感があります。
今回の宇田川選手ですが、与えられた馬を非常にうまく乗りこなしていたというのが率直な私の感想です。英語のヒアリングにも慣れて後半は通訳なしでレッスンを受けてましたから、アドバイスのタイムラグもなく、よりリアルに対処できていました。
馬に対する当たりの柔らかさは、参加メンバーの中でも際立っており、そのため、日本ではあまり経験できない本当の意味でのコレクションや馬の浮遊感を引き出すことができたと思います。
この経験をぜひ下の世代のジュニア選手にも伝えてほしいし、我々も毎年、選手を合宿に送り込めるよう努力しないといけません。
調教研修生からジュニアカデットへとステップアップし、ヤングの選手権で合宿への参加権を獲得した宇田川選手に最大限の賛辞と感謝を伝えたいと思います。
私が宇田川選手と出会ったのは2年前の全日本馬場でした。
その時に、『選手権で勝ってドイツに行って馬を学びたい』と言っていた
彼女の言葉がとても印象的で、2年経った今でも鮮明に覚えています。
ついに今年その夢を実現させたわけですが、
ここに至るまでの彼女の努力と、馬に対する姿勢は目を見張るものがありました。
ドイツの厩舎でトレーニングを受けるという貴重な経験を活かし、
これからも頑張ってほしいですね。
以上、ドイツからのご報告でした。
みなさま、これからも馬場部へのご声援、どうぞよろしくお願いいたします!
元持
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