習い事として始めた乗馬でたくましく成長。10歳の颯太さんが挑む障害馬術

インタビュー

冬休みに何か新しいことを始めようと軽い気持ちで体験した乗馬が、颯太さんにとって特別な習い事になりました。子ども新聞に載っていた体験スクールをきっかけに、乗馬クラブを訪れた颯太さんは、初めて馬に乗ったその日から、乗馬の魅力にすっかり夢中に。クレインのジュニアプランで始めた乗馬は、今では颯太さんの成長とたくましさを引き出し、さらに障害馬術への挑戦という目標へとつながっています。

習い事にはご両親の協力・理解があってのこと、母親の祐子さんと一緒にお話を伺いました。

颯太さん(10歳)が乗馬に出会ったのは、子ども新聞に載っていた体験スクールがきっかけでした。

「冬休みに何かやってみようと思って、軽いノリで始めたんです」と話す颯太さん。

旅行先で乗馬体験をしたことはありましたが、本格的に始めることになるとは思っていなかったそうです。しかし、初めて体験したその日から、彼はすっかり乗馬に夢中に。

「とにかく馬に乗るのが楽しくて、気持ち良かったんです」と語る颯太さん。初めてのレッスンで、馬に乗って円を回りながら、立って座っての動作を繰り返すトレーニングにすぐに魅了されました。

「乗馬をやりたい!」という颯太さんの気持ちを汲んで入会を決めました。

習い事として無理のない費用だと思い、決断

他は検討せずに決めましたと母親の祐子さんはいいます。「平日は騎乗券が安いですし、土日でも数回の乗馬で利用させても良いかと思い、料金面では通わせられるなと。私が連れてこられるかどうかが迷いでしたが、なんと都合をつけるようにして。今は、水、土、日の週3回通うようになりました。」

「入会してから他社の金額を他の会員さんから聞くことがあって、クレインは他社に比べて安かったんだと分かりました。」

入会を決めた後は乗馬の魅力にすっかりハマり、必要な道具もその場で揃えてスタートを切りました。

「スタッフの方たちがとても肯定的で良かったですし、何より本人が頑張ると言うので親としては止められません(笑)」

当初の不安と成長

颯太さんは、体験こそ楽しめたものの、入会当初は馬が怖くて馬装(馬に道具をつけること)が苦手だったそうです。「馬が足を上げたり、じっと見つめられたりすると怖くて…」と振り返ります。

致命的なほど臆病なのでは...と祐子さんは心配しましたが、スタッフから「臆病くらいがちょうど良い。むしろ安全に乗れますよ」とアドバイスを受け、加えて大人しい性格の馬を勧めてもらいました。その馬で馬装を練習し、少しずつ自信をつけていったと語ります。

レッスンを通じて、自分が主導権を握って引っ張っていくことも学び、今ではやんちゃな馬にも積極的に接することが出来るようになりました。乗馬をはじめて2年ですが、母親目線では「たくましくなって、堂々とするようになった」と祐子さんは感じているそうです。

また颯太さんが困っていると他の利用者さんが助けてくれると言います。「特に年配の方は颯太を気にかけてくださり、私が付き添わなくて良いんじゃないかってぐらい助けてくれます。

色々な大人と混ざってコミュニケーションが取れるのも、他の習い事では経験できないことだと思いますね。」

私生活でもたくましさを実感

「最初は優しい馬が好きだったけど、今はやんちゃな馬に乗るのが好きです」と語る颯太さん。彼は、自分が主導権を握って馬を引っ張っていくようになり、堂々とした姿勢で馬と接するようになりました。

馬をリードするたくましさが備わり、家でも犬のお世話をするようになったとか。「以前は犬に下に見られていたけど、今ではしっかりお世話ができるようになった」と笑顔で話してくれました。

自分と相性の良い指導員と「専用馬」で自信をつける

「褒めてくれて、状況を聞いてくれる先生とは相性が良いです。一週間前のレッスン内容を覚えてくれていて、成長ぶりを声がけしてくれるんです。また子どもの教え方も上手で、アドバイスをレッスンが終わってから伝えるのではなく、その場で都度指導してくれるので、本人が忘れずに上達につながっています。」

そして颯太さんは専用馬制度も利用しています。「リズムや相性が良いお気に入りの馬に乗ると、出来ることが増えていくんです」自分と相性の良い専用馬によって、現在は"障害レッスン"にもチャンレンジしていると言います。「障害はこの馬、駈歩(かけあし)はこの馬という風にレッスンによって馬を選択しています。」

「ウェブ予約で専用馬も予約できるので便利です。」

またライセンスにおいてもスタッフが『免許証のようなカードがもらえるよ』と興味を持たせ、ライセンスを持つことで他のレッスンにも挑戦できることへの説明も意欲を引き出しながら説明されていたと言います。

「子どもの扱いになれたスタッフさんが多いので、本人のやる気を上手に引き出してくれるのもクレインの魅力だと思います。」

親子の絆も深める。母も陰ながら成長をサポート

インタビューを通じて、颯太さんの行動を追っていましたが、母親の祐子さんの温かい見守りとサポートも印象的でした。

「親子のコミュニケーションとしても変化があります。」

「レッスンの際は、動画を撮って、それを颯太に見せて、私も指導員のアドバイスを聞いて、上達するために一緒に考えてということが、日常生活で当たり前になっています。」

「息子が馬を扱っている姿や挑戦している姿を見てリスペクトの気持ちでいっぱいです。つい口出ししちゃうけど、我が子ながらすごいなぁと感じています。」

目標は乗馬学校へ言ってもっと上手になりたい!

現在、3級ライセンス取得に向けて挑戦中の颯太さん。将来的には障害競技に出場し、100cmの障害を飛ぶことが目標です。「クレインの乗馬学校にも行って、もっと上手くなりたい」と熱い想いを抱いています。

これから乗馬を始める子どもたちへのメッセージ

「僕にとって乗馬は特別なものだから、あまり勧めたくない気持ちもあるけど(笑)、とにかく乗馬でどんどん上達していくのが楽しいです。馬もかわいくてとてもおすすめです。」と颯太さんは語ってくれました。