この夏、馬術競技に注目!

馬術競技・大会

こんにちは、高橋です。
いよいよ、リオデジャネイロオリンピックが始まりましたね。
時差は12時間、昼夜逆転・・じゃなくて睡眠を削る生活が続くことになりそうです・・・
本日8/6は日本時間22:00~総合馬術(Eventing)の馬場馬術があります。
北島選手は0:00~出場です!NHKのネット配信でご覧いただけます。
スマホアプリもあるようですよ。

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CIC2*Yamanashiでの根岸選手とプリティーダーリン、初日馬場馬術からTOPでした!
さて、「総合馬術って何?」という方に、先日7/22~24山梨の小淵沢で開催された第37回全日本ジュニア総合馬術大会2016・CIC2*/CCI1* Yamanashi 2016の様子とともにご紹介いたします。
総合馬術は、3日間で3種目(馬場馬術・クロスカントリー・障害馬術)を同じ選手と馬の組み合わせで競う競技です。減点法で採点され、3種目合計の減点数が少ない選手と馬が上位になります。
(減点法については日本馬術連盟サイトをご覧ください。)
他の馬術競技と違う点は、3日間で違う種目を同じ馬でやらなければならない点です。
パートナーである馬の能力を正確に把握し、クロスカントリー走行時のコース取りを緻密に計算することや、競技期間を通して馬のコンディションを良い状態に保つことが必要です。
総合馬術の見どころは、2種目目のクロスカントリー!
自然に近い状態の地形に竹柵、生垣、池、水濠、乾濠など、丸太などの天然素材で作られたボリュームのある障害物が設置されます。世界のトップレベルの大会では、コースの長さは6km以上にもなり、飛越する障害物は40を超えます。そのハードなコースを分速570m(時速34.2km)のスピードで駆け抜ける様子は迫力満点です。


全日本ジュニア総合馬術2日目の様子。
設置されている障害は固定されているため、馬が肢をひっかけたり、飛ぶタイミングを大きく外してしまうと、選手が馬とともに転倒する危険もあります。
ライダーの馬との信頼関係、そしてテクニックと勇気が必要になります。
山梨県馬術競技場はなだらかな斜面が多く、起伏のあるコースを走らなければなりません。選手は馬のバランス、スピード、障害への向かい方を考えながらコースを走ります。もちろん、規定タイムがありますので、正確に走るだけでなく、タイムインするためにどこで時間を稼ぐかも重要です。
2日目を走り終わった後は、馬も疲れています。ハードなコースを走るため、筋肉痛的な肢の痛みが出ることも、競技後、選手はすぐに馬のケアにあたります。

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3日目行われる障害馬術。その前に2回目のホースインスペクションがあります。
獣医や審判が馬をチェックします。競技が続けられるコンディションでない場合は、2日目まで、いかに上位にいたとしても、その時点で終了になることも。
ホースインスペクションをパスした馬が障害馬術競技に臨みます。
高さが130㎝までの障害が10~13個設置されたコースを走行します。前日はスピードと飛び越える動作が要求されましたが、3日目は走るペースを調整し、飛び上がる動作が要求されます。疲れが残る馬をケアし、本番は慎重な走行が求められます。


障害馬術、根岸選手とプリティーダーリン。

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障害コース走行後、CIC2*優勝が決まり祝福を受ける根岸選手とプリティーダーリン。
前回の大会では思うような成績が出せなかった根岸選手「今回は結果が出せてよかった。」とコメントが。いつも本番に馬の調子を合わせるのは難しいんですね。言葉が通じないですからね。
チルドレンライダー選手権競技で優勝したのは楠本選手。

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「初日からTOPでいることができてよかったです。」と前回の大会から成長し、有言実行しました。おめでとう!
なんとなく総合馬術のイメージが沸いてきましたでしょうか?
ぜひ、今晩からの競技をご覧ください。
乗馬クラブクレインFacebookページも合わせてご覧ください。
高橋
ちょっと違う角度から見た「観たぞ」、好きだなぁ。

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